世界の水事情

日本は97%の地域に水道が整っています

日本は97%の地域に水道が整っています。残りの3%は島地域に当たり、現在でも船を使って水を運んでいます。それでは世界の水事情はどうなのでしょうか?

世界中を見ると、全体の40%が水不足に悩んでいる地域があります。これだけ技術が発展してもそれだけの地域があるって驚かされます。それは逆にいうと、日本という国がいかに恵まれているということなのです。

西アジア諸国、北アフリカ諸国、中国、インドの一部では河川の75%を採水してしまうという自然面から見ても危うい地域があります。また南アジア地域、南アフリカ地域では資金的な理由から水はあっても水道が整っていないところがあります。

日本は世界最高レベルの浄水技術があり海外でも多くの地域で活用されていますが、資金的な理由により導入することができないところもたくさんあります。また浄水のレベルが低いため、日本人の旅行客が現地の水を飲むと体調を壊すなどのケースが多々あります。海外旅行の折には現地の水事情をしっかり調べておきましょう。

飲料水の浄水技術

水道水はもちろんウォーターサーバー、ペットボトルなど水を販売する多くの業者が用いている浄水方法がいくつかあります。農業排水には農薬が混ざっているし、工業排水には化学物質が含まれています。昔と比べて格段に排水処理の技術が向上していますが、大都市近郊の河川を採水地としている水道局ではそのような有害物質や細菌を取り除かなければ水道水として提供できません。このような水処理技術を膜分離というシステムで行なっています。

この膜処理技術には大きく分けて精密ろ過膜、限外ろ過膜、ナノろ過膜、逆浸透膜の4種類に分けられます。それぞれろ過する網の目の大きさが異なり、除去できる物質が異なります。それは水源の環境すなわち水質汚染の程度によっても異なります。

1.精密ろ過膜(MF膜)

0.1μm程度の孔径を用いて水中の泥や微生物を除去します。

2.限外ろ過膜(UF膜)

数nm程度の孔径を用いて水中の泥や微生物、ウィルスなどを除去します。日本の水道局でも使用されている施設があります。

3.ナノろ過膜(NF膜)

1nm程度の孔径を用いて農薬、有機物などを除去します。日本の水道局でも使用されている施設があります。

4.逆浸透膜(RO膜)

0.2nm程度の孔径を用いてトリハロメタン、鉛イオン、有機物などを除去します。

水道局の浄水施設では上記のシステムが多く使われています。また水販売の業者の一部では河川などから採水している天然水以外を扱ったボトルウォーターなどがこれにあたります。具体的に浄水方法を明記している業者もありますので参考にしてください。